<当院のオンライン診療の実施にかかる基本的な考え方>
 
オンライン診療はまだまだ始まったかりの診療システムですが、患者さんにとって通院の手間が省かれるなど、メリットが多いと判断し2021年5月をめどに当院でも開始しようと準備を進めています。 ただしとても重要な点を確認しておく必要があります。

自動車を想像してください。移動にはとても便利ですね。でもだれでも好き勝手に車を動かしては、衝突事故などとんでもないことが起こります。場所にあったスピード、一方通行、飲酒運転はだめ、などなどつまりはルールが必要だ、ということです。

オンライン診療では、運転手はわたしで、助手席に座るのは患者さん、というイメージでしょうか。 といってもわたしもオンライン診療に関しては若葉マークの運転手です。

患者さんの意見も充分以上に参考にしながら、前方を確認しスピードを見ながら赤信号では止まり、事故のないよう患者さんとともにオンライン診療を運用できたらと思っています。

ということでいくつかのルールを紹介します。

原則として初診は直接の対面による診療を行います。
対面診療で、オンライン診療で行う診療の内容や期間、回数、使用する機器、診察環境などの診療計画書を患者さんとお互いに確認します。

オンライン診療は触診等を行うことができないため、得られる情報が限られています。そのため初診以後も対面診療を適切に組み合わせながらの診察となります。
オンライン診療が適切でないと判断した場合には、対面診療のみに切り替えます。

などなどほかにもいろいろなルールがあるようで、分からないときは、申し訳ありませんが、そのつど確認しながらの運用となります。