運動について  
おすすめサイト:「健康スポーツ習慣」(Mizumo提供)


 運動の健康に与える意義は、ひとつは内科的な視点から生活習慣病を中心とした病気の予防、もうひとつは整形外科的視点からの、いわゆるお年をとってからの寝たきり(廃用症候群)の予防ということにあります。
 では、どういった運動をどの程度やればよいのでしょうか。

 ここでは日本医師会の健康運動のガイドラインにそって説明します。


.血圧が高いといわれたのですが、運動はしていいのですか?

 運動中の死亡原因の大半が循環器系の病気によるものです。ぜひ運動を始める前に心臓、血圧の検査を受けるようにしてください。

  血圧160〜179/95〜99mmHg、総コレステロール250mg/dL以上、中性脂肪300mg/dL以上は運動療法の条件付きの運動を勧めています。男性で40歳以上、女性の方で50歳以上の場合は、できるだけ運動負荷試験を受け、もし運動負荷試験ができない場合には、運動の強度をさげたほうがいいようです。

 運動の強度は心拍数で決めることができます。
 

.膝が悪くて運動できないのですが、なにか方法はないでしょうか?

 整形外科の病気で注意しておかなければならないことがいくつかあります。主なものは頸椎の病気、骨粗鬆症、腰部脊椎間狭窄症、変形性膝関節症、外反母趾などです。
 無理をすれば症状を悪化させるだけでなく、骨折などの危険もあります。
 ぜひ整形の先生と相談して運動の内容を決めるようにしてください。


.どんな運動をやったらいいのですか?

 有酸素運動といわれるウォーキングや水泳などが勧められますが、当然興味や条件によって変わると思います。ただ瞬間的に筋力を多く必要とするような運動は適していません。
 運動量は次の日に疲労が残らない程度にとどめ、前運動、あとのストレッチなどいれて1時間程度が適当とされています。

 運動のクセができたら、週に2回から3回を維持するよう努めましょう